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わたしが「介護美容」という言葉を初めて聞いたのは

ニールズヤードでアロマハンドセラピストの講座を受講したとき。

当日の受講生のなかに、ライターとして介護美容を取材していて高齢者施設へ出入りしている方がいらっしゃいました。

担当の利用者さんにメイクを施し、ネイルをしてさしあげ、御髪を整える間にハンドトリートメントを行うのだそうです。

その方のメンタルがポジティブになることで、自足歩行を目指している、とおっしゃっていました。

アロマハンドトリートメントは

高齢者向けの場合、ほとんど軽擦のみ（オイルを塗布して軽くさする・なでる）になります。

手首の関節を柔軟にするようなアプローチは骨折やケガの可能性があるのでやらないでください、と

講座では教わります。それでも、軽擦だけでも

他者に腕をなでてもらうと気持ちよくて、しかもアロマのいい香りで、リラックスできるのです。

ひじから手までの範囲になるので着衣のままでOK。

美容師、ネイリスト、美容部員などをお仕事として経験されてきた方なら

そのスキルを介護美容の分野で活かせることでしょう。